元旦の地震で機械のレベルが狂っていました。
このままでは加工できないので、再調整します。
まずは機械の水平を出します。
写真は機械のジャッキボルトを調整してる所です。(写っているのはウチの食料隊長 大塚さんです)
精密水準器で機械の水平を見てます。
結構緻密な作業です。水準器の一メモリは0.02㎜/mです。
セラミック直角器で機械のXY軸の直角度を調整します。
機械のジャッキボルトで微調整 難しい・・・
ピッチマスターでX軸 Y軸のピッチ調整します。ピッチ調整とは機械に「20㎜進め」と指令したら実際に20.000㎜進むようにすることです。
レベル出し直すとかなり狂います。何回も調整して機械の脳みそと実際の動きがぴったり合うようにします。機械の運動神経を研ぎ澄ますようなものですね。
日本には四季があります。機械は金属でできてます。金属は温度によって変形します。空調している工場ですが、どうしても気温に左右されます。
弊社では基本的に年4回機械のレベル出しをします。(できない時もありますが・・・)
少しでもよいモノが製作できるように日々努力しています。
昨今の異常気象で春と秋が無くなってきてますね。1日の中でも寒暖差が激しい日もあります。
精度の高い部品をつくることが難しくなってきてます。
精度チェックはモノづくりの基本です。